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基本刺鍼(鍼の仕方)


■押手の基本形

1:押手は、豆状骨・小指・薬指・中指で固定する。この際、小指MPは完全に下りている。

2:切経・取穴は、母指正中先端付近で行う。

3:半月状の押手にする際、取穴をした状態から示指を持っていき母指を橈側に倒すが、母指正中先端付近が穴所から離れないようにして、母指と示指の正中先端同士を合わせる。

4:基本形(満月状の押手)にする際、半月状の押手から母指・小指のMPを持ち上げ、母指MPを経絡に沿って穴所の方へ移動させる事によって母指IPが曲がって満月になり、母指・示指の正中先端同士を合わせて前面を揃える。

※基本形をつくった後は、動かすのは示指のみで母指は動かしてはいけない。
※基本形の際に皮膚面に接しているのは、五指それぞれの先端と豆状骨のみである。


■補法の押手

基本形から爪が白くならない程度に左右圧をかけて上面を閉め、爪同士を密着させた形。

※左右圧をかける際には四指MPを少し持ち上げるようにする。しかし、MPを上げる事が目的となっては母指示指の先が開くので注意する。


■瀉法の押手

基本形から小指MPを完全に下ろして、上面と前面を開いた形。


■補中の瀉法の押手

補中の瀉法は、押手の基本形で行う。

■輸瀉の押手
補法と全く同じ。

※押手には、基本形(補中の瀉法)・補法・瀉法、の三段階がある。


■補法の抜鍼の手技

1:刺手の小指を素早く握り込んで鍼を抜く。

2:押手の小指と豆状骨で挟み込むようにして、小指MPを落とす。

3:押手の母指MPを経絡に沿って豆状骨の方へと移動させる事で母指IPが伸びて鍼孔を閉じる。

以上、1〜3の動作を全て同時に行い、最後は取穴をした状態と同じ形になる。
さらに補った後に押手の母指にて、気を経絡に一気に補い、押し流します。


■陽実の下圧

押手の四指MPが屈曲0°となるまで素早く下ろして穴所へ下圧をかける。


■陰実の下圧

1:押手を陽実の瀉法をした状態までは下圧をかけずに下ろす。

2:押手の四指MPを伸展させながら、ゆっくりと下圧をかけていく。

3:最後に手のひらが着くくらいに一層強い下圧を穴所へとかける。

以上、1〜3の動作を一連の流れで行う。


■補中の瀉法の抜鍼の手技
補法と全く同じ。

■輸瀉の抜鍼の手技
手技は補法と同じだが、気を補い、流すという事はしない。


■接触・切皮・刺入

1:基本形、もしくは示指を動かして隙間をつくる。

2:示指に沿わして鍼を持っていき、示指の操作で穴所へと鍼を導き接触させます。

3:補法の押手にする事によって切皮となる。

4:刺入する際、刺手の支点は薬指で刺入します。

※刺手操作は晴盲等により異なり、自身の行い易い方法でよい。


■示指と母指

1:補法の押手 前面と上面が閉まっている。

2:基本形(補中の瀉法の押手) 前面が閉まり上面が開いている。

3:瀉法の押手 前面も上面も開いている。

4:陽実の下圧 示指と母指が離れている。

5:陰実の下圧 示指と母指が離れていて、示指DIPと母指IPが皮膚に密着している。


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